2021年10月タバコ税が再度増税されました。1985年以降タバコ税は常に上がり続けており、今後も恐らく上がり続けていくことが予想されます。シーシャもパイプたばこというジャンルでたばこ税がかかってくる為、普段からシーシャを吸う方や店舗を経営する方にとってはとても気になる内容ではないでしょうか。本記事ではタバコ税を含めたたばこの料金に関わる税金をまとめています。
シーシャのフレーバー価格の決まり方
海外から輸入したフレーバーを例としてあげます。輸入タバコは次の4つの要素から値段が決まっています。「商品価格」「消費税」「関税」「たばこ税」。本体価格はと消費税はイメージしやすいと思いますので省略します。「関税」は海外から国内に輸入する際にかかる税金です。シーシャのフレーバーはパイプたばこに分類され税率は1万円を超えると29.8%かかります。1万円以下は免税となります。計算をする際に商品価格に0.6をかけるルールがあります。
「タバコ税」はパイプたばこの場合、フレーバーの重量に対して課税されるもので、1kgあたり15244円(端数切り捨て)となっております(2021年11月現在)。
以上から例えば2kgで20000円のフレーバーを輸入した際の金額は、
20000*0.6=12000
(関税)20000*0.6*0.298=3500(端数切り捨て)
(たばこ税)15244*2=30000(端数切り捨て)
(消費税) 45000*0.1=4500
(税金合計)3500+30000+4500=38000円
となります。
商品価格が1万円以下の場合はこのうち関税と消費税が免税になります。
日本と海外のタバコ税比較
財務省のHPから2021年1月段階の代表主要国のたばこ税の税率を下記に参照します。国ごとの税構造、物価指数など諸条件が違う為一概に比較できませんが、増税が続いてる日本のたばこ税は現在でも他主要国と比較した際に低く設定されていることがわかります。日本の財政が厳しい中、こういった状況からも今後もたばこ税の増加は起きることが予想されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。本記事を読んでいただくと、たばこの価格に占める税金の割合がどれだけ多いかを理解していただけたと思います。最近ではニコチンフリーのフレーバーやVAPEなどたばこの代用品となるような商品も出てきて、たばこ税の扱いで議論されています。タバコと税金は切っても切り離せない関係で、今後もシーシャ愛好家の方にはとても重要なトピックになってくると思いますで注目しておきましょう。