タバコの一種であるシーシャの健康への影響を気にする方は多いのではないでしょうか。シーシャは一般的なタバコと比較してどういったリスクを含んでいるのでしょうか。また、自宅シーシャをする人の中にはペットを飼育してる方もいるかと思います。ペットに対しての影響はあるのでしょうか。本記事ではシーシャの抱える健康リスクと受動喫煙によるペットの健康リスクに関して取り上げています。

喫煙に関する現行法

2020年4月から、法改正がされ店舗や、施設などの屋内において原則的に喫煙が禁止となりました。これはタバコは吸う方だけでなく、吐き出された煙から第三者が摂取するいわゆる受動喫煙が問題視されているからです。シーシャも水タバコと呼ばれるように例外ではなく、タバコ販売の許可を取った「喫煙目的店」でのみ楽しむことが可能になっています。喫煙目的店はタバコ煙の流出を防止するため規準も決まっており、それだけタバコの摂取、二次摂取は健康に対するリスクがあると考えられているということです。

シーシャの健康リスク

シーシャは「タバコ類似品」という分類をされており、タバコの一種です。よくシーシャはニコチンやタールが入ってないから健康リスクがないという話を聞くことがありますが、これは間違っています。確かにシーシャの中にはニコチンフリー、タールフリーのものも一部ありますが、基本的にはニコチン、タールは含まれています。ただ、水がフィルターの代わりとなる為一般のタバコと比較したときに摂取量が少なくなるとは言われています。しかし、シーシャはその性質上一度吸い始めると1時間を超える長時間摂取となることも多いため、単純に一度あたりの摂取量では比較できません。また、一酸化炭素の摂取量はタバコの5倍以上というデータもあります。シーシャを吸う際は吸いすぎないことや、換気をしっかりするなど注意して楽しむことが大事です。

ペットの受動喫煙の影響は?

副流煙による受動喫煙は、フィルターを通してないためニコチンや一酸化炭素がかなり多く含まれています。これはシーシャでも同じで、水がフィルターとならない為、シーシャは長時間摂取になりやすい分むしろ通常の喫煙から生じる副流煙より有害物質が長時間多量に流れるリスクを含んでおります。副流煙は一般的に空間の低い場所にたまりやすいと言われており、そこで生活をするペットに対しては悪影響を与えると言われています。特に猫を飼育してる方に関しては、猫は自身の毛を舐める習慣があるため、他の動物と比較して身体についたニコチン等を体内に取り入れてしまうリスクが高く注意が必要です。また、三次摂取と言われるいわゆる床やカーテンなどについた有害物質から動物に健康被害を与えるといった事例もあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?シーシャは美味しくて、一般的なタバコと比べると甘かったり、吸いやすいことからつい健康へのリスクがないように感じてしまっていた方もいたのではないでしょうか。しかしシーシャは長い時は2時間3時間と吸えるものなので、それだけ長時間受動喫煙のリスクがあることや、多量の一酸化炭素を吸収してしまう可能性もあるので、通常のタバコと同じようにリスクケアをしながら楽しんでいただきたいです。また、ペットへの悪影響もかなり懸念される為、ペットを飼っている方はしっかりとした対策を練る必要があるでしょう。